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2012年05月22日

介護プロフェッショナルの認定制度について

内閣府から「キャリア段位制度(国家戦略・プロフェッショナル検定)」の発表があった。この「キャリア段位制度」は、政府の「緊急雇用対策」(2009年10月23日、緊急雇用対策本部決定)にもとづく国家戦略プロジェクト(内閣官房国家戦略室)の一つで、「新たな成長分野」(介護のほか、保育、農林水産、環境・エネルギー)を対象とする職業能力評価の新しい仕組みとされている。
 介護分野の処遇や社会的評価の改善に結びつけていくことを目的に、「知識」と「実践的スキル」のふたつの職業能力を7段階で評価し、レベル4以上を「介護プロフェッショナル」と名付ける。また、介護施設にとっては、水準の高い職員を多く抱えることで質の高いサービスで差別化することができることになる。このレベル認定については平成24年秋からスタートする予定のようである。
 ただ、「わかる(知識)」と「できる(実践的スキル)」の両面を評価するとはなっているが、国家資格者を前提とした7つもの段階があり、この段階数の必要性や「できる」をどう評価し、運用・認定基準していくのかについてやや不安を抱かざるを得ない。技能の「できる」を評価することは至難の業であるだけに、「型」にこだわる業界でのこの制度は、民間の流れとは少し乖離したキャリア段位制度と感じてしまう。
posted by 株式会社メディン代表西村です。 at 00:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月04日

後期高齢者の医療費について

厚生労働省は12月21日に、後期高齢者医療費の特性について公表した。これは、平成20年度における若人(75歳未満)と後期高齢者(75歳以上)の医療費を比較・分析したもの。
 後期高齢者の1人当たり診療費は85.2万円、若人の18.2万円と比べて4.7倍となっている。特に、入院では7.2倍(後期高齢者43.1万円、若人6.0万円)と、格差の大きなことが分かる。
 また、医療費の三要素(受診率、1件当たり受診日数、1日当たり診療費)に分解して比較すると、後期高齢者では、若人に比べて受診率が高いことが如実に表れている。外来では2.5倍、入院では6.6倍となっている。更に、1年間の受診頻度を示す1人当たり日数を比較すると、若人に比べて外来で3.3倍、入院で9.1倍という状況である。
 こうした結果から、受診率の高さが高齢者医療費を押し上げる主因であることが伺える。しかし、医療費そのものは逼迫しており特に、入院受診率については自己負担増も念頭に、地域で期待される医療機能の分担と地域医療連携について真剣に取り組むべきでないかと思うのである。

posted by 株式会社メディン代表西村です。 at 21:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月04日

医療職の人事評価について

年が明け、人事考課を実施するための準備時期に入った。
平成21年9月14日、厚生労働省訓第30号で、人事評価の基準、方法等に関する政令(平成21年政令第31号)第1条第1項の規定に基づき、厚生労働省人事評価実施規程を定めている。
能力評価や業績評価をするための基準が定められているが、果たしてこの内容で公正な人事評価ができるのか甚だ疑問である。
この後、「厚生労働省人事評価検討プロジェクトチーム」を設置し、約1年間にわたり、人事評価制度の運用や人材育成の在り方等について議論を行い、今更ながらに、人事評価制度の運用上の課題や人材育成のあり方について課題を明らかにし、その改善に向けた提言を受けて、組織目標の策定、個人の業績評価の目標設定、研修の見直し等の取り組みを行っているようである。(厚生労働省HP
ただ、人事考課制度の導入すらできない民間病院に比べればまだましとの意見もあるが、何とも乏しい内容である。
posted by 株式会社メディン代表西村です。 at 13:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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